「清末見聞録(清国文明記より)」・長安紀行・碑林
南門外、関中書院の東に西安府学があり、その東に文廟があってそこがいま碑林となっている。碑林はおよそ七房あり、その中に蔵する石碑は夏・秦の模刻を初め、唐・宋のものが極めて多く、新旧を合わせておよそ六百余種に及び、逸品の枚挙に遑(いとま)が無い。中にはその碑面をなで回し、這うように眺め回して去るに忍びないというような人もいる。府学の域内には法帖を売るものが数軒あり、碑林の中で苫に逸品である五十五種のものを選んでこれを売っている。今いちいちこれを列挙するのはやめておくが、代価は五千文。一両(テール)は千六百文に交換できるので、五千文は三両あまりに当たり、日本円にして約五円に相当する。唐の開成石経はその中にない。六百四種全てであればその代価は四十二両であると云う。
このように中国中の有名な石碑が集められて林のように並んでいる。幸い文化大革命でも破損することがなく残ったのは幸いであった。これは2004年に撮影。
専門家が拓本を取っているところ。墨のにおいがしていた。王羲之や顔真卿などの有名なものの拓本が売られている。最近はべらぼうに高くなった。言い値では買わないこと。ただし売り子によっては頑固で値引きしないのもいる。相手を見て交渉しよう。























































































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