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2012年8月 1日 (水)

中国ウオッチ・中国漁師の苦境

 中国の経済誌が「中国漁民の苦境」と題してレポートを掲載した。

 広西チワン族自治区から浙江省の沿岸一帯は、南シナ海は五月半ばから二ヶ月半、東シナ海は六月から三ヶ月間の休漁期間となっている。しかし休漁期間より前から多くの船が出漁していないという。燃料費が高騰し、さらに人件費も高騰しているのに水揚げは減少して出漁しても採算が合わないからだという。

 その上休漁期間にこっそり漁に出かけて成魚になる前の魚を根こそぎ獲るものも跡を絶たないので漁業資源は減少するばかりだという。

 近海が駄目だからと遠洋に出ても、韓国など隣国は違法操業の摘発を強化しているので漁をすることが出来ない。中国の漁師の多くは転職の淵に立たされて苦境にある、と記事は伝えている。

 このレポートは事実を伝えている。だがこんなレポートにどんな意味があるのだろう。中国漁業がなぜこうなってしまったのか、問題点を明らかにして、これからどうしたらよいのか提言しなければただの漁民の泣き言の伝達で、読んだ人は「ああそうですか」で終わってしまう。

 それとも中国ではそこまで踏み込んだ記事を書くことは越権で、当局の逆鱗に触れることになるので書けないのか。
 
 

 中国の海は遠浅で、河川からの水も数多く流れ出していて本来なら再生能力の極めて高い海だろう。それをここまでにしたのは日本や韓国ではない、他ならぬ苦境に立っているという漁師自身であろう。失敗に学び、時間はかかるだろうが再生への手立てを講じるしか道はないではないか。

 それとも困っているのだから違法な漁を認めてあげるべきだとでも云うのか。それでは枯渇した漁場が増えるだけだろう。世界の漁業者が出来ていることがなぜ中国に出来ないのか、甘えてはいけない。

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