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2012年8月24日 (金)

会津の夜

 独り寂しく(るんるんと)会津の夜に飛び出した。ホテルでは二軒紹介してもらったが、万やむを得ざる理由により、安そうな方の店の戸を叩いた。

 カウンターに座って今日のおすすめを聞いたら「鯛と鮪とカンパチ」だという。会津で鮮魚というのも首をかしげるところだが、板前の後ろに大きな水槽がいくつもあって鯛や鰺やいろいろ魚が泳いでいる。そして「沼津から直送」と札が下がっている。

 沼津は会津から遠い。「うちは相馬の取れたての魚が売りだっんですが、今ご存知のように相馬からはまともな魚が入りません」と悔しそうに云う。そしてそれに応えたのが沼津の漁協というわけなのだろう。

 まあそこまで聞けば沼津の魚を食べないわけにはいかない。カンパチと鯛を盛り合わせにしてもらう。それと川エビの唐揚げ、枝豆を「とりあえず」ということにした。

 びっくりした。びっくりしたのは味ではなくて量である。鯛もカンパチも川エビも枝豆も普通の量の倍以上ある。味は・・・沼津から遠路はるばる運んだ味であったが、まずいわけではない。枝豆がいささか鼻につくようなにおいがしたが、気のせいかも知れない。川エビは塩のサービスがちょっと多かった。これではとりあえずの次、が悩ましい。

 生ビールを飲み、地酒の冷酒を戴く。栄川(えいせん)や花春は会津の酒としてすでにおなじみだが、他に会津の地酒が五、六種類ある。昔みたいに全部試していたら体が持たない。迷いながら全種類を味あわないうちにお腹がいっぱいになってしまった。話し好きとも思えない板前が、一生懸命こちらの話に合わせてくれたのをうれしいお土産にして切り上げた。

 ここで切り上げることが出来るようになったのが大進歩である。些かもの足らない気持ちを抱えながら会津の生ぬるい夜風を浴びつつまっすぐホテルに戻ったのであった(ホントだよ)。もうちょっと飲んでも良かったかな?

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