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2012年8月13日 (月)

「清末見聞録(清国文明記より)」・南京の名勝・北極閣

 鍾虎牢から東に行き、北極閣に上る。閣は鶏籠山(けいろうさん)にある。中に三層の楼があり曠観亭(こうかんてい)と云う。その亭の最上階に上れば、その眺めは鍾鼓楼に比べてさらに雄大である。東の方、鶏鳴寺及び玄武湖を隔てて鍾山に対しているところなどはすばらしい絵画のようである。閣を降りて鶏鳴寺に行く。梁の武帝が出遊するとき、常に鶏鳴の頃この寺に来たので寺の名となった。あの達磨と語り合ったのはこの寺であると云い伝えられている。寺の南に施食台(せじきだい)があり、伝えるところではこの地はもと古戦場で、元の時代には刑場であった。悲雨蕭々たる夜には往々鬼哭を聞くと云う。故に、明の洪武帝の初め、西蕃の僧惺吉(せいきつ)は、堅蔵(けんぞう)ら七人を迎えてここに壇を設けて施食して幽魂を度した(得度させた)と云う。
 「府志」には、鶏鳴寺の前、施食台の後ろに景陽井(けいようせい)があると記している。陳の後主が、国が敗れたときに張麗華及び孔貴嬪と、この井戸の中に隠れた。よって、また胭脂井(えんじせい)とも辱井(じょくせい)とも云う。この日それを尋ね廻ったが見つからず、後また二日後に再びこれを探ったが遂に分からずじまいであった。

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