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2012年8月19日 (日)

「反撃のレスキュー・ミッション」

 昨年二月にWOWWOWで放映された英国のTVドラマ。1~3話をBDに録画していた。戦争アクションドラマであり、原作のクリス・ライアンのストーリーがよくできているのでとても面白かった。劇場にかけても鑑賞に堪えうるほど金もかけてあり、戦闘シーンの迫力もある。
第一話 イラク スカーフェイス作戦
 イラクで反政府勢力に人質に取られた女性ジャーナリストを救出する。彼女は元イギリス政府閣僚の娘だった。主人公のポーターは交渉人の名目で敵に接近し、自らとらわれの身となって人質の女性を励ましながら救出のチャンスを窺う。実は彼は過去、別の救出作戦で、ある少年(スカーフェイス)と因縁があり、それが突破口になることに賭けていた。その少年は冷酷な敵のリーダーの甥に当たるのだが・・・。過去の救出作戦でポーターは戦友を失い、その責任を引きずっている。物語全体にその時の真相究明が関わってくる。スカーフェイスもそれに関わっている。ラストが悲痛である。

第二話 ジンバブエ アグリー・トレード作戦
 ジンバブエの大統領狙撃犯が逮捕されるが、犯人がイギリス情報部の人間であるとされる。難攻不落と云われる刑務所からその犯人を救出し、真相を究明するのが今回の任務である。ポーターはダイヤの密輸犯として自ら刑務所にとらわれの身となる。刑務所の構造を研究し尽くしたポーターは自らそのチャンスを作り出して救出に成功するのだが、刑務所の外に逃走用に用意されているはずの車が見当たらない。上司の指示で作戦が中断されたのだ。必死で逃げる二人。その中で目の当たりにするジンバブエの人々の悲惨な状況。いつしか二人には友情が芽生え、そしてポーターはこの狙撃犯は間違いなくイギリス情報部の人間であることを確信する。実はポーターは救出後に殺害して彼の痕跡を抹消することを命じられていたのだが・・・。上司のコリンソンは昔の救出作戦の時のチームリーダーでもあった。そのコリンソンは大統領狙撃事件の背景がイギリスを陥れるために仕組まれていたものであることを突き止める。そして作戦は再開される。

第三話 アフガニスタン クロスボーダー作戦
 アフガニスタンの戦闘でイギリスの爆撃機が誤ってアメリカ軍にミサイルを撃ち込む事件が連続して発生する。この事件を追及するためにCIAから切れ者の男が派遣されてくる。イギリスの諜報システムなど全ての情報を知ろうとするアメリカ側に対してイギリス側は必死で防戦するのだが。誤爆の状況の解析から、電子機器の天才の存在が浮かび上がる。ミサイルを直前に誤動作させていたのだ。そのためにはミサイルのセキュリティシステムをすり抜けなければならない。そのセキュリティシステムの構築に関わり、それを破ることの出来る人間はある男だけなのだ。その男はイギリス情報部に所属していたが、精神的に問題があるとして仕事から外されており、しかも家族とともに数年前から忽然と姿を消していた。アフガニスタンの反政府勢力側にその男が居ることを確信してポーターが派遣される。ポーターは武器商人として敵と接触を図る。そして遂にパキスタンに居たその男を突き止めて連れ出すことに成功するのだが、彼の行動は敵に全て筒抜けだった。その男をアフガニスタンに送り込んでいたのはなんとCIAだったのだ。イギリス側とアメリカ側の虚々実々の駆け引きが繰り返される。ポーターの上司、コリンソンは事件の全貌をつかんで自らアフガニスタンに乗り込み、ポーターの救出を図る。パキスタン側から国境を越えて脱出を図るポーターたちを反政府勢力が襲う。そしてアメリカ側も事件を抹殺するためにポーターたちを亡き者にしようと迫る。絶体絶命の状況をどう打開するのか。そして引きずっていた過去の事件の真相が遂に明らかにされる。

 一話約85分、全てを一気に見た。ストーリーは二転三転、しかも危機一髪の連続、ほとんど不可能な作戦に身を投じていくポーターの半ば虚無的な勇気、その背景にほの見える謎、これで面白くないはずがない。アメリカの横暴で横柄な描かれ方からイギリス人のアメリカ観がうかがえたのも面白かった。

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