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2012年8月31日 (金)

「清末見聞録(清国文明記より)」・蘇州・呉門三百九十橋

 滄浪亭の北隣には白楽天が吟筇(ぎんきょう・杖をつきながら詩を読む)を曳いた南禅寺がある。これより北、市中を横断するのに、いくつとも知れないほど数多くの橋を過ぎた。いわゆる呉門三百九十橋というのは決して虚言ではない。これらは皆縦横に市中を流れている溝渠に架けられているもので、その幅は狭いものは二、三間から、広いものは五、六間に及ぶ。市中の貨物運搬の便は皆この溝渠によっている。折から軒ごとに馬桶(マートン)を並べてあり、掃除屋はこれを小型の手桶に移し、さらにこれを橋側に停泊している舟の胴の間に移している。市中はさながら馬桶陳列所の如く、川には尿溺船(にょうできせん)が行き交っている。伝え聞くところではイタリアのベニスに似ているといわれる蘇州は実に水の都であると思われる。

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