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2013年11月10日 (日)

石浦章一「ボケない、老いない脳」(WAC)

 副題が「これで認知症にならない生活習慣!」。

 残念ながら高齢化すれば一定の割合の人は認知症になる。なぜ認知症になるのか、そのメカニズムはまだ解明されていないことが多い。だから副題にはやや疑問を感じる。

 しかしそんなところにこだわっても仕方がない。この本でも書かれているけれども、認知症になることを少しでも回避する可能性のある生き方があるのなら、誰でもそれを知りたいと思うだろう。

 年をとれば物覚えがどんどん悪くなり、物忘れがひどくなる。そのことはとても不安だ。しかし物忘れが気になって、不安を感ずる人はまだ認知症ではないのだそうだ。認知症になると物忘れをしている自覚がなくなり、不安すら感じなくなると言う。

 私自身のことを考えてみれば、物覚えが悪くなり、物忘れもひどくなっている。でもそのことを自覚しているから認知症ではない、と安心出来るのか?

 突然認知症になるわけではない。物忘れから認知症への間のグレーゾーンというのがあるだろう。いまの科学では器質的に脳にどのような変化が起こっているのかが解明されつつあるというが、それは自分自身には分からないことだ。だから早期発見して治療するといい、といわれても結局どうしたらいいのかが分からない。しかもその治療は進行を多少遅らせることが出来るだけだという。

 人は高齢化したら必ず認知症になるともいえる。しかしその認知症になるのが100歳なら、その前に死ねば認知症にならずにすむ。寿命より早く(不本意なことにかなり早く)認知症になるから問題なのだ。

 認知症になるのを少しでも遅くしたいとき、この本に書かれているような意識的な生活の仕方が有効だと信じて心がけたいと思った。どんな生き方か。ちゃんと本を読んで欲しいところだが、飽食をしない、節酒、喫煙をしない、適度な運動、読書・出来れば読んだ内容を咀嚼して人に伝える、人と出会うことを心がける、身だしなみを整える、好奇心を持つ、etc.だ。

 当たり前だけれどリタイヤしてひとり暮らしをしていると、気を抜くとすぐルーズになりそうなことばかりだ。あらためて著者の提案を拳々服膺したい。

 ところで認知症になると認知症である自覚がないから悩みもなくなるのだという。それは幸せなのか、不幸なのか。私は不幸だと思うがそんな思いすら失うだろうことがおそろしい。

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