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2013年11月 5日 (火)

映画「東京ゴッドファーザーズ」2003年・日本映画

 アニメ映画。監督・今敏、(声)江守徹、梅垣義明、岡本綾。

 ペーソスにあふれているのにまことに楽しい映画。こんなに手放しで楽しいと思ったのは久しぶりだ。

 銀チャンという中年が終わりかけの男と、やはり同じ年頃のおかまのハナちゃんは段ボールとブルーシートに暮らすホームレスだ。そこに居候として家出娘のミユキが同居している。

 この三人がゴミ捨て場をあさっていたときにそこに捨てられていた赤ん坊を見つける。おかまのハナはほかのふたりの反対を押し切って赤ん坊をキヨコと名付け、自分の手で面倒を見ようとする。その赤ん坊をめぐって物語が二転三転していくのだ。

 物語の展開とともにそれぞれの人間の抱えている過去、そしてホームレスや家出娘になった事情が次第に明らかになっていく。それは自らが語っていたものとはまるで違う別の物語であった。

 そしてこの赤ん坊のキヨコのおかげでそれぞれの過去と直面することになる。

 ラストに題名の「東京ゴッドファーザーズ」の意味が明らかになる(題名で、分かる人には最初から分かっていることだが)。

 人間の弱さと哀しさを感じさせながら笑わせてくれる。喜劇とはそもそもそうしたものだろう。

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