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2013年11月15日 (金)

カンニング

 世界日報の報じたところによれば、アメリカの大学に留学している中国人学生の一部にカンニングが横行しているという。     

 ところで世界日報とはどこの新聞かと思ってWikipediaを見たら、統一教会系として、韓国の全国紙(セゲイルボ)、日本の世界日報社が発行する日刊紙、中国の聯合報系として、北米の大都市で発行されている中国語の新聞、同様にタイとインドネシアで発行されている新聞などがある。

 多分これは聯合報系の新聞だろうと思う。

 カリフォルニア州で行われたTOEFULの試験(受験者の9割が中国人)で、試験官が事前に「もしカンニングをしたら受験資格を失います。この試験会場でカンニングにより受験資格を失った人が過去にもあったので承知するように」と警告した。その試験会場でひとりの女子学生のカンニングが発覚、しかし女子学生は頑強にそれを否定しつつ付け、会場から連れ出されると、最後には「中国では誰もがやっていることだ」と開き直った。

 ルイジアナ州のある教授は「カンニングをしたものには厳しい処分をする」と警告しているにもかかわらず、複数の学生の回答が全く同じだったり、インターネット上の情報と一字一句違わないものがたびたびあると語っている。カンニングをするのは中国人学生以外にもいるが、「みんながやっている」と言い訳するのは中国人学生に特有の言い訳で、「文化の違い」を理由に弁解を繰り返すそうだ。

 この教授もその言い訳に「文化の違い」を感じているに違いない。

 中国ではカンニングがそれほど当たり前なのだろうか。しばしば有力者の子女がその能力と関係なしに試験で優遇を受けることは公然たる秘密だという話を聞く。ズルをしても結果が良ければそれでいいというのが中国式なのだろう。

 確かに共産主義は結果を尊重する。それに対して資本主義社会は機会を尊重する。機会を与えられた上であとは本人の努力次第で結果が現れる、と考えるのが資本主義社会だ。カンニングして資格が与えられてもその能力がともなわなければ組み込まれた組織でついて行けないことになる。ズルしても能力が上がるわけではないからだ。

 ところが中国ではズルが許される人々が多数存在していて、それが当たり前であり、能力がなくても地位が獲得できればやっていけるという社会らしい。中国の腐敗は贈収賄だけではないのだ。

 そういう意味ではカンニング学生の言い訳はウソを言っているわけではないけれど、中国でならいいが、アメリカで就職したら能力以上の役割を与えられたとたんに化けの皮が剥がれて苦労するだけだ。

 何のために学ぶのか、そもそもの原点を見失った人間は中国以外では厳しい目に遭うのだ。日本は大丈夫か?

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