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2013年11月 5日 (火)

中国の癌患者

 中国の天津でアジア太平洋癌学会が開かれているそうだ。

 席上中国の専門家が、中国の癌患者数は毎年増加しており現在世界の20%を占めている、と報告した。特に肺がんが死因のトップだという。

 世界の20%と言うと多いように思うが、考えてみれば中国人の人口は世界の20%だから驚くには当たらないのだ。癌患者数の増加は、中国も医療が進んだことで癌患者の認定数が増えているからだ、と見れば特に騒ぐほどのこともないように思える。

 問題は大気汚染や河川や海の汚染、土壌の汚染が深刻な事態になっていることが癌などの疾病にどのように影響しているかだろう。

 中国新聞網は中国環境保護部の専門家の「ほぼすべての汚染物質で中国は排出量世界一だ」と述べたという記事を掲載した。

 しかし記事では、汚染をともなう経済成長を遂げた後に対策に取り組むのだからこうした現状に中国は恐れることはない、と続ける。真に恐れるべきは対策を取りだしてからも汚染を垂れ流し続けることだという。さらに取るべき対策を行わないことだという。

 中国はこの40年で環境保護対策を全くのゼロから大きく前進し、現在ではGDPの1.4%に相当する資金が汚染対策に投じられるようになったそうだ。

 原発事故の処理が戦力の逐次投入という最もお粗末な進め方をしてきたために、収まるどころかますます事態が悪化しているように見える。これは東京電力という一企業に、経営を考慮しながらの対策を認めていたからだ。会社が存続することを前提にした資金投入なら逐次投入しか出来ないのは当たり前だ。

 莫大な資金を国が投入して、借金として電力会社に負わせるシステムにすべきことは誰にでも分かることなのに民主党は東京電力の非をならすだけでいまの事態を招いた。国の資金を入れることで民主党の責任と言われるのを恐れたのだろうか。起こった事態には不可抗力の点もあったが、起こった後の対策の不備は全面的に関係当事者にあるのは当たり前だ。原発事故の報告書はすべて事故が発生した時点の問題を明らかにすることに終始している。その後の事後処理の問題点とその責任をたださなければ、後世にその知見を残す意味がないではないか。

 出来たはずのことを怠った罪は問うことが出来る。

 中国の汚染対策は強力に推進されつつあるのかもしれない。しかし投入された資金がどれほど有効に使われているのか危ういのが中国という国だ。汚染物質を垂れ流している企業への補助のかたちで投入されたりしていれば、どれだけ汚染を止めることにつながるか疑問だ。そもそも中国には社会正義、という認識が薄いように思う。正義は反日にしか無いのではないか。

 こうして汚染対策が不十分なままこの事態が続けば汚染物質による健康被害はますます、というか急激に深刻になるに違いない。そのとき中国の癌患者が世界の20%などという数字ではなく、もしかすると30%などという数字になるのではないか。

 さらに勘ぐれば、中国の癌患者数の統計自体が本当かどうかも疑わしい。中国の人口が世界の20%だからそれに合わせておこう、という意図による操作がないとは言えないのだ。

 中国の子供たちの未来が危ぶまれる。

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