« 大沢在昌「ブラック・チェンバー」(角川文庫) | トップページ | 映画「アイリス」2001年イギリス・アメリカ »

2013年11月25日 (月)

映画「やがて哀しき復讐者」2011年中国・香港合作

 監督ロー・ウィンチョン、出演アンソニー・ウォン、リッチー・レン。

 いわゆる香港ノワール映画。あくが強く、周りを支配してのし上がった男が自分が築き上げたものの虚しさに気づかされることになる。

 悪徳不動産王のウォン(アンソニー・ウォン)はある村を買い占めて再開発することに全力を尽くしていた。しかし村はあげて反対運動を行い、計画は進まない。彼には娘と息子がいるが、妻が死んで再婚した頃から娘は非行に走り、いまはドラッグ中毒になっている。病院に入れて更生させようとも思うが言うことを聞かない。

 そんな娘がボリビアの塩湖に行きたい、と言い出すが、ウォンは一蹴する(冒頭のタイトルバックとラストシーンはウォンがこの塩湖にたつシーンだ)。腹を立てて家を飛び出した娘・デイジーだが、しばらくしてウォンの元へ娘を誘拐した、という電話が入る。

 ドラマはウォンの用心棒で片腕でもあるイウが誘拐犯を追い詰めていく物語とウォンの行動が、時間を前後させて交錯して展開していく。

 ウォンは金に困った娘の自作自演かも知れないと疑いながら、誘拐犯のいうとおりに行動するのだが、娘は戻ってこない。

 やがて娘を発見したとイウから連絡が入る。

 後半はウォンから依頼されたイウが誘拐犯たちを一人づつ追い詰めていく復讐の物語だ。最後に意外な共犯者が明らかになり、それを知ったウォンとイウがとった行動は何だったか。

 製作はジョニー・トー、この人の映画はたいてい面白い。先日の連作映画だけはいただけなかったけれど。

 人を支配するために攻撃的な言動しか出来ない人間が、自分自身のすがたに気がつくことがあるのかどうか。よほどのことがあれば気がつくのかも知れない。実はいま片田珠美「他人を攻撃せずにはいられない人」という本を読んでいるのだ。もうすぐ読み終わる。

« 大沢在昌「ブラック・チェンバー」(角川文庫) | トップページ | 映画「アイリス」2001年イギリス・アメリカ »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/564886/58642144

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「やがて哀しき復讐者」2011年中国・香港合作:

« 大沢在昌「ブラック・チェンバー」(角川文庫) | トップページ | 映画「アイリス」2001年イギリス・アメリカ »

最近のトラックバック

カテゴリー

  • アニメ・コミック
  • ウェブログ・ココログ関連
  • グルメ・クッキング
  • スポーツ
  • ニュース
  • パソコン・インターネット
  • 心と体
  • 文化・芸術
  • 旅行・地域
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌
  • 経済・政治・国際
  • 芸能・アイドル
  • 趣味
  • 音楽
2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ