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2013年11月12日 (火)

風評被害

 風評被害とは風評によって経済的な被害を受けることだ。風評が起こるのは、正確な事実や正確な情報でないものがうわさで広まることにより発生する。正確な情報が公表されなかったり、意図的に隠蔽された場合や、受け取る側が科学的知識に欠けていたり、論理的思考能力に問題がある場合に起こる。

 11月11日はポッキーの日だ、などとテレビで言っていた。何のことやら、と思っていたら韓国も同様で、棒状の菓子の日だったそうだ。どちらが発祥なのか知らないし、もちろんどちらでもかまわない。

 韓国では「ペペロデー」というのだそうだ。ぺぺロというのは韓国ロッテの菓子の名前だ。その菓子に放射能汚染の懸念のある日本の原料が使用されている、と韓国の環境団体が主張したことから騒動に発展したという。この団体は公式ホームページで放射能汚染地域の福島産などの原料が使われている可能性が高い、と発表した(環境団体というものの中にしばしば教条主義的なものがあり、強い思い込みから意図的な情報の誇張や操作を行う。真面目にやっている団体も多いが、白い目で見られることも多いのはその政治性が過剰なところだろう)。

 メーカーは2012年以降日本産の原料は使用していないから安全だ、と説明反論しているという。

 こういうのは犯人が明確に分かる風評であり、それにより菓子メーカーが経済的に損失を受ければそれが風評被害である。日本の水産物は韓国の輸入規制により風評被害を受けた。そして韓国の水産物まで消費が激減して韓国水産業は日本以上に風評被害を受けている。

 韓国には「反日は正義」、という旗印の下にどんなこじつけでもいいから日本のものを排斥しようとする一部の人々がいる。正義の名の下に正しい情報を隠蔽したり、誤った情報を流しているのはそういう人々だが、それがマスメディアだったり政府だったりするからおそろしい。

 ジョージ・オーウェルの「1984年」さながらではないか。この物語でも「敵」国が想定され、情報が操作されている。正しい情報を語るものは排除される。いま韓国で、韓国人でありながら日本は悪い国ではない、韓国にも問題がある、などと公言しようなら「親日」として断罪されてしまう。韓国で「親日」というのは国を裏切る売国奴という意味である。これは韓国では犯罪行為と認定されており、時効がない犯罪として法律となっている。しかも過去にさかのぼって断罪できるという、法律の遡及性禁止を無視したいわば超法規的法律だ。

 そう考えると、北朝鮮と韓国は全く違う国に見えるけれど、実はほとんどうり二つなのかもしれない(同じ民族だから当然か)。そういえば早川書房のSF全集では、ジョージ・オーウェルの「1984年」とオルダス・ハックスリーの「すばらしい新世界」が一冊になっていた。かたやディストピア(ユートピアの反対)、かたやユートピアの世界を描いていながら実はともにディストピアが描かれていた。

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