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2017年7月17日 (月)

陰謀論は好みではないが

 韓国の大手自動車メーカーの現代(ヒュンダイ)の労組がスト突入を決定したという。系列の起亜自動車も追随するかも知れないという。そうなるとさらにほかのメーカーにも波及するだろうという報道もあった。

 少し前に韓国の自動車の販売が不振であることをブログに書いた。韓国の自動車のリコールが相次いでいるとも聞く。部品数の多い自動車のことだから、リコールが生ずることは避けられないが、その公開先や遅れに意図的なな操作があったとも勘ぐられている。リコールが従業員の仕事に対する意欲の低下によるものでなければ良いのだが。

 韓国メディアの報道の多くは、この時期のストライキは韓国メーカーにとって打撃が大きく、それでなくても売り上げ不振や技術力の遅れが指摘されているのに、それがさらに深刻化することになりかねないと報じている。

 現代自動車の労組は待遇改善を求めているようだが、韓国の労働者の多くは、もともと自動車メーカーの給与水準が高いことから、今回のスト決定には批判的だそうだ。

 この前のスト決行ではストは当初の予想より長引いて生産台数の低下を招き、納車の遅れが深刻となり、メーカーの収益を著しく損なった。それに負けた経営陣が折れたのであろう。労組は要求を勝ち取ることが出来た。

 労組は、経営陣はそのときのことに懲りているだろうから、今回も要求を呑ませることが可能だと判断したのだろう。ところで彼等が求めているあるべき待遇や現場の環境は何を比較にしているのだろうか。アメリカやドイツや日本のメーカーだろうか。

 残念ながら韓国車の競合相手はいま日本車ではなく、中国車やインド車になりつつある。低コスト車ゾーンで闘わなければならないのは、韓国が独自開発車を持たないからだ。独自開発車を持つには投資が必要だが、会社の利益は労働者に配分されるのが当然であると組合は考えている。

 今回もし本当にストに突入するとメーカーのダメージは前回同様大きくなるのではないかと心配されているのだ。それが命取りとなり、会社の収益が落ち、ひいては会社の存続にも関わりかねないと、周りが心配しているけれど、ひとり労組は要求の正当性を叫んでいるようだ。

 これが通用するのも左派系の文在寅大統領の治世下だからともいえようか。彼なら組合活動を温かく見守るだろう。北朝鮮は韓国の隆盛をのぞまない。韓国の隆盛の情報が北朝鮮国民に伝わることを恐れているだろう。それならば、韓国が経済的に衰退することは望ましいことにちがいない。何しろ共産主義を標榜する国なのであるから、労働組合が活躍し、資本家がダメージを受けることは正しいことであろう。

 それはさておき、販売不振ならストライキで生産が滞ってもそれほど心配ないのかも知れない。泥仕合になる前に収まりは付くのだろうか。申し訳ないが高みの見物である。

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