雑感8
いまどきの、薄皮で小ぶりな蜜柑が子供の時から好きである。たいてい少し酸っぱいが、それがおいしい。ところが先日の歯科の定期検診でもまた言われたように、「歯がすり減って神経が歯の表面のすぐ下の処まで来ている」ので、一つ二つくらいはいいのだが三つ目になると沁みてうずいてしまう。林檎でも梅干しでもそうで、これはどうしようもないらしいのである。夏みかんなども大好きなのに、いまは食べることが出来ない。残念である。
Eテレの『三ヶ月でマスターする心理学』が始まった。最初の回のテーマは「怒り」だった。人間はなかなか怒りをコントロールできない。しかし怒りにはその奥にさまざまな感情があって、それを自覚し、別のことばに置き換えることが出来るとコントロールできるようになることがあるという。その奥にあるものというのは、「不安、焦り、あきらめ、妬み、劣等感、寂しさ、恐ろしさ、後悔、もどかしさ、苦しさ、落胆・・・」などである。番組を見ながらメモをしたので少ししか書きとめられず、あとで自分で付け加えたものも多い。言われてみればなるほどと思うところがないではない。世の中の不条理に対する怒りはどう置き換えられるのだろう。
先日の放送大学の講義で、斎藤茂吉の短歌をかろうじて一首だけ書きとめた。
最上川 逆白波の立つまでに
吹雪く夕べになりにけるかも
正しく書きとめられたかどうか自信がないが、ひどく心に響くものがあった。忘れないためにここに書き残しておく。
カボチャを煮た。戦時中、カボチャばかり食わされて、見るのも嫌だ、という年寄り(たいてい男性)がむかしはけっこういたけれど、いまのカボチャはとてもおいしいから私は好きで、よく煮て食卓の一品にする。ただ、千葉県生まれで子供の時からサツマイモばかり食べさせられたので、あまりサツマイモが好きではない。似たような心理だろう。けれど乾燥芋だけは大好きで、先日福井に行ったときにも道の駅にあったので、買って帰り、お茶請けに少しずつ食べていたらもうなくなった。むかしと比べてずいぶん高くなった。子供の時には母がふかした芋を板状に薄く切って、縁台で天日に干してくれた。十三里のような黄色いぽくぽくした芋よりも、水っぽいようなねっとりした白い芋のほうが、干すとおいしかった。

















































































最近のコメント