20年後の日本
文春新書「10年後の日本」を再読した。2005年の本なのでちょうど半分過ぎている。予測と現実を見比べながら残りの5年後、およびもっと先の将来について考えた。細かい検証は後でじっくりすることにして、中国のポジションが想像以上に大きくなっていることを感じた。そこで櫻井よしこの「異形の大国 中国」を読んだ。2005年から2008年にかけて書かれた文章をまとめたものだが、彼女の警告が現実になりつつあると改めて思った。中国が台湾を接収し、沖縄に手を伸ばし、ついには日本を接収する事態はあながち空想とばかりは言えない。今はまさかの笑い話だが、20年後に笑っていられるだろうか。でもそのときは、その事態が当然だと思う日本人ばかりになっているかもしれない。
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