中国ウオッチ・高速鉄道事故さらに続報
今回の事故での死者は、今朝のテレビでは40人と発表されていたが、修正されで現在39人とのこと。死者が増えたり減ったりするのも奇怪なことである。ただノルウェーのテロ事件の死者も今日76人に修正されていた。
ただ中国の発表は常にウソが混じっていることがあり得るので被害者数は実際の数字と違うような気もする。定員一車両100人の車両が事故で4両橋から転落し、1両が宙吊りになった。死者と負傷者が合わせて200数十人、それ以外の乗客が無傷だということなら奇跡としか思えない。被害者の数が、責任者の処罰の重さにつながるので数字の操作をおこなうのは中国の常識である。多分被害者遺族を丁寧に数えたら、死者は39人より多いと思う。現在遺族はそれぞればらばらのホテルに分宿させられて互いに会うことを禁じられている。抗議行動がまとまることを恐れているようだが、一緒になると死者数の実数も分かってしまうしね。
結局証拠隠滅を疑う世論に動かされて事故車両の検証をおこなうことになったようで、今日になって橋の下の事故車両の搬出が始まった。しかし埋めてしまった車両(先頭車両・もっとも事故原因解明に必要な車両)は重機で打ち砕いて解体してあり、これも掘り出すのかどうか不明。
当局のコメントに、「世界中に事故が知れ渡っているのにいまさら隠蔽などあり得ない。」というのがあったが、その意味を理解していますか。
彼は事故原因を隠蔽しようとしている、との指摘に対し、事故そのものを隠蔽しようとしても出来ることではない、と答えたのである。
出来れば事故そのものを隠蔽したかったのであって事故原因は多分闇の中になることであろう。
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