中国ウオッチ・減便
中国高速鉄道が開業から一ヶ月足らずで一部減便することになった。当局は認めていないが空席率が高くて減便するらしい。
開業早々に雷雨による停電、立ち往生などトラブルが続いているが、鉄道局は「まだ慣らし運転の段階なのだからガタガタ言うな、日本の新幹線だってトラブルを起こすことがある」とのコメントを出している。中国共産党は「三峡ダムの時も批判が多かったが現在は安定して問題なく稼働している、文化大革命時代などは批判が出来ない体制だったが、現在は批判を許している。しかし批判が前進にマイナスになるようではいけない。」といっている。つまり、あまりうるさくいうと取り締まるよ、ということだ。
ところで汚職や不正の調査報道で頑張っていた中国経済時報の調査報道チームが今月中旬に解散していたことが判明した。メンバーは別の部門に異動済み。同紙は「通常の内部機構の統廃合と人員調整」といっているが、政府批判につながる報道に対する政府の圧力があったと見られる。インターネットの規制も早晩強化されるのではないだろうか。
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