中国ウオッチ・高速鉄道事故続報
23日の中国高速鉄道事故の死者は35人となった。そもそも現在の鉄道では前方に停車している車両があれば自動停止するのが普通であり、中国の高速鉄道が追突したのはあり得ない事故と言える。何らかの故障で停止装置が働かなかったのか、まさかそもそも自動停止装置がついていなかったのか。
追突した列車の運転手は衝突までブレーキをかけ続けていたという。運転手は死亡した。
現在ほぼ事故車両の撤去が完了し、今日中には通常運行が開始されるという。事故車両が次々に橋の下に落とされているのがテレビに映っていた。そしてなんと落とした車両を大まかに解体して穴を掘って埋めているという。特に追突した側の運転席のある先頭車両が真っ先に埋められたらしい。これも他の国では考えられないことだ。事故の検証には運転席の計器などを詳しく調べるのが当然だが、それを慌てて埋めるというのは何かを隠そうとしていると疑われても仕方がない。
中国はこの事故がなかったことにしたいようだ。
ところで事故の時に、もう一つ別の車両が落雷による電気系統の不具合で立ち往生していたという。その後復旧して乗客約1000人は無事終着駅の温州駅に到着したという。運命は紙一重だ。
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