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2011年7月13日 (水)

中国ウオッチ・高速鉄道

中国高速鉄道は、日本の新幹線とドイツ高速鉄道の技術が母体になっていることは世界の常識だが、中国は独自技術であると主張し、アメリカを始め各国に特許出願をする構えである。日本の高速鉄道にも技術支援したいと大まじめで申し入れしてきているらしい。その独自性の根拠は速度である。実験走行ではなんと時速480Km以上を記録している。営業走行でも350Km以上を豪語していたが、実際には安全性と経済性を考慮して300Kmで走行することになった。
7月から営業運転を開始した北京と上海間の高速鉄道では今のところ大きな事故は起きていない(まだ半月も経っていないからあたりまえか)が、トラブルが頻発している。 まず7月4日に走行中突然減速。これは全車両禁煙なのにトイレで乗客がたばこを吸ったため、センサーが働いたもの。
10日には天候不良によりダイヤが大幅に乱れた。山東省内で2時間にわたり立ち往生した車両があった。これは落雷により送電がストップしたためだった。車両は密閉性が高く、停電のため空調が効かずに車内は蒸し風呂のようだったという。
南京駅では開業わずか一週間なのに駅構内のタイルが剥がされ、張り直された。構造上何か問題があったのではないかと噂されていた。その南京駅で12日に大雨により、駅構内への浸水、地盤沈下が確認された。駅当局は隠していたようだが乗客が気がついてネットで報告して明らかになった。
同じく12日、突然車内の照明が消えるとともに列車が停車。車内はサウナ状態になったが、乗客が乗務員に理由を尋ねても「調査中」との答えしかなかった。まもなく発車したもののしばらくして再び停車してしまったという。乗客は電気系統が焼き切れた、自分の目で火花を見た、停車した列車の下に電気ケーブルのようなものが落ちていた、と話していたという。
中国共産党系機関誌は、日本の拓殖大学に在籍する中国人学者の王曙光教授の談話として「突発事故に遭遇した高速鉄道が無事に停車したことこそ安全の証明である。」を発表した。これに対してネットでは「我が国の専門家は何に対しても言いくるめる理論を持っている。敬服すべき理論能力だ。」とのコメントが寄せられた。「これからは雷雨のたびに安全に高速鉄道は停車するということらしい。」「専門家の面の皮は万里の長城の壁もかなわない。」と好意的な意見が多かった。わははは。

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