中国ウオッチ・上海蟹
上海蟹は陽澄糊産がベストとされている。しかしレストランや高級食材店ではどれもこれも皆、陽澄糊産と称して上海蟹を販売しているため、近年はタグをつけて流通するようになっている。日本でもズワイガニのうち北陸でとれるものを越前ガニと称する。そしてとれるところにより三国産なら黄色いタグをつけて高い価格で流通している。
上海近郊の水郷地帯の湖ではどこでも上海蟹を養殖しているので、その区別はほとんどつかない。
中国のことである。そんなタグなどすぐ偽物が作られる。タグ付きの陽澄糊産上海蟹が北京でも一斉に出回っているそうだ。しかし陽澄糊産は現在出荷を止めており、17日に流通を開始することになっている。
だから現在出回っているタグ付きの陽澄糊産上海蟹はすべて偽物と言うことになる。
たぶん膨大な数のタグ付きの陽澄糊産と称する偽物が市場に流通しているものと思う。
中国におけるブランドとは何なのか、考えさせられる話だ。
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