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2011年9月 7日 (水)

中国ウオッチ・日本に学べ

中国日報が「日本の経験から学ぼう」とする評論を発表した。
これは中国の大都市で深刻化しているゴミ処理問題について、日本が資源回収と徹底的な焼却によってゴミを減量し、無害化している例を挙げて対策を提案したもの。
まず法整備を確立すること。日本は2001年に「循環型社会形成推進基本法」を施行した。さらに「廃棄物処理法」「資源有効利用促進法」「包装容器リサイクル法」「家電リサイクル法」などの一連の法律を整備してリサイクル社会の法的バックアップ体制を築いた。
つぎに小さい頃から「ゴミ観」を育てること。さらにゴミの分類を徹底して行うこと。また高温燃焼によるゴミの無害化をあげている。体積が激減した燃えかすをさらに建築材料として利用していることなどを伝えている。
まず中国人のゴミのポイ捨ての習慣を矯正するだけでもずいぶん町がきれいになるかもしれない。しかし「百年河清を俟つ」のことわざを持つ国である。無理かもしれない。このことわざを勘違いしている人がいるかもしれないからあえて説明するが、河とは黄河のことである。河が清くなるのを待つわけである。黄河は永遠に澄むことはない。これはあり得ないことのたとえである。
ところで、ゴミ問題と云えば原発が原因でゴミ処理が停滞している。
まことに原発の事故は罪が重い。

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