中国ウオッチ・サイバー攻撃を否定
三菱重工が、サイバー攻撃を受けたニュースが話題になった。実害はないと報じているがどうも疑わしい。それに続いてIHIがサイバー攻撃を受けたことを公表した。三菱重工もIHIも日本の防衛産業の主要企業である。IHIは2009年からサイバー攻撃を受けており、情報漏洩の恐れのあるウイルスメールを大量に送りつけられたが、添付ファイルを開いていないので汚染はなかったと報告している。三菱重工はこのような具体的な報告がないので実際はもしかして・・・・と思われる。
情報セキュリティ会社によれば世界の主要防衛産業の会社8社がサイバー攻撃を受けたという。ウイルスに感染したコンピューターを遠隔操作する画面に中国語が表示されることから、中国によるサイバー攻撃であるとの疑いがもたれている。
それに対して中国外交部のスポークスマンは「中国政府は一貫してサイバー攻撃に反対しており、中国も海外からサイバー攻撃を受けている」と語り、中国が発信元であるとの疑いを全面的に否定した。
誰も中国政府がサイバー攻撃を仕掛けたと言っているわけではない(大いに疑ってはいるが)。ただ中国発信の可能性が高い、といっているだけだ。その可能性があるのなら、国内を調べます、と言うのがまともな国の反応であって、調べもせずにいきなり全面否定するというのは何か後ろ暗いところがあるんではないか、と勘ぐられても仕方がないと思うが如何。
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