海軍基地
韓国与党の代議士が、鬱陵島にイージス艦の停泊が可能な海軍基地を建設することを発表した。
この海軍基地が出来ると竹島に有事の際、いち早く竹島に艦船が到着できるようになるそうだ。
これまでも繰り返し述べてきたが、日本は竹島に何も物理的アクションを行っていないし、するとも思えない。それを今すぐことが起こりそうな想定で海軍基地を作るというのは過剰反応にも限度がある。日本を仮想敵国に想定することに韓国として何のメリットがあるのだろう。
ここまで書いていて気がついた。
現在韓国は大型の海軍基地を済州島に建設中である。この海軍基地の建設には反対運動が盛んで、過去そのために建設は休止していたが、ここに来て本格的に再開されている(現在の反対運動の主な理由はここに海軍基地を作ることは中国を刺激し、攻撃対象になる虞が生ずる、というものだ)。
なるほど、今中国は海軍を増強し、周辺海域の覇権を目指した行動を露骨に行っている。韓国としてはそのための軍備増強をせざるを得ないが、外交的にそして経済面からそんな理由で増強は出来ない。だから日本を仮想的にしてせっせと基地を建設しているのだ。
日本人ならよほど特殊な考え方の人以外は日本が韓国を攻撃することはあり得ないことを承知している。また、韓国が日本を攻撃することはあり得ない。それはアメリカとの関係を絶つことを覚悟しなければ出来ないことだからだ。そんなことが韓国に出来るはずがない。
そして日本を敵国扱いしても、日本から何の反発もないことは今までの経験でよく分かっている。ダミーとするには最適だ。
さすが韓国、頭が良い。そして済州島の海軍基地反対をしている人は鋭く事実を指摘しているわけだ。韓国政府にとっては都合が悪いけれど。
中国がそのことに気がつきませんように。
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