中国ウオッチ・安全ステッカー
中国国家食品薬品監督管理局は「外食サービス食品安全監督軽量化分級管理指南」を発表した。具体的には外食産業の安全基準を「笑顔」「普通」「泣き顔」のイラストマークで識別する計画である。
管理局が安全監督検査を実施し、その得点により識別ステッカーを店の目立つ位置に貼ることを義務づけるという。
食品の安全が社会問題となっている中、安全性をわかりやすく表示しようとするものだそうだが、誰が泣き顔のステッカーなど貼るだろうか。泣き顔を笑い顔にするためにすることと云えば、安全性を高めるよりもそれを審査するところに働きかけることに努力することは明白だ。コネを使い、金を使うだろう。監督局には莫大な金が動き、監督局の気に入らない店には泣き顔のステッカーが貼られるだろう。
中国人は誰もそんなステッカーなど信じず、口コミで安全な店を選ぶであろう。泣き顔のステッカーが貼られているのにはやっている店があれば多分安くてうまいものに出会えるかもしれない。
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