中国ウオッチ・日本車バッシング
中国政府・国家品質監督局は、中国で販売されている「カムリ」「マークX」「ランドクルーザー」など多くの車種でブレーキやドライブシャフトの破損が発生しており、1~6月に死傷事故が多発したと発表した。トヨタ側はリコールをしておらず、中国ではトヨタに批判の声が高まっているという。
トヨタは米国ではリコールを行ったのに中国では態度が違うことを問題にしているようだ。ただ、アメリカでの問題は車両の欠陥ではなく、使用者側の問題であることが明らかになっているが、それについては正確に伝わっていないのかもしれない。
ちなみに東日本大震災で部品の調達が困難となり、日本車は中国国内でのシェアを大きく下げていたが、生産が回復したことに伴い、シェア回復のため一斉に値下げ攻勢を行い、7月からシェアの大幅上昇に転じている。欧米車はその間に新型車などの投入で大幅にシェアを伸ばしてきた。ところが中国独自開発のブランド車はシェアを下げ続けており、在庫が急増している。
今回、国家品質監督局が発表したトヨタ車の問題に、何か政治的な意図があるように見えてしまうのは考えすぎだろうか。
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