栂尾・高山寺
ハイキング道から国道に出てしばらく歩くと高山寺表参道入り口に至る。境内で会った人の話だと、バスで栂尾で降りると別の参道から高山寺に入るようだ。ここも樹が鬱蒼としている。木漏れ日が美しい。蝉の声も賑やかだ。彼等にとって最期の夏を力一杯歌っている。入り口すぐが石水院。有名な鳥獣戯画を見ることが出来る。高山寺は境内が山林の中のようになっていて、階段状の山道があちこちに通じている。樹間を渡ってくる風が汗ばんだ身体に心地よい。しかし神護寺と高山寺を見て感じたのは40数年前に来たときよりも寂れていると云うことだ。特に高山寺は荒廃し始めている気配がある。高雄は市内を遠く外れているので観光客が少ない。拝観料も少ないから手入れが行き届かないのだろう。
高山寺・石水院入り口。中に鳥獣戯画が展示してあって見学できる。
観音様。大きなものではないが顔が良い。ちょうど良い具合に顔に陽が当たっていた。
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