中国ウオッチ・ビール瓶の爆発
中国ではビール瓶の爆発のニュースが相次いで報道されている。
中小企業のビールだけではなく、大手のビールでも爆発事故を起こしている。輸送中の事故が多いが、中には飲もうとしたとたん爆発してけがをしたものもある。
ビール瓶の劣化による強度低下が原因と云うことで、中国政府は1996年に「強制標準」を定めて強度の基準を決め、基準をクリアしたものにはBマークがついている。また製造されて2年以上経った瓶は使用しないよう指導した。
ところが実際に爆発事故を起こしたものを調べると中にはBマークのないものや、極端なものでは1996年以前のものが見つかっている。
つまり瓶についてのチェックはほとんど行われていない可能性がある。中国のメディアが意見を求めたところ、最大手の燕京ビールの責任者は「中国は発展途上国なのでやむを得ない」と発言したそうである。
なるほど、国が「発展途上国」を免罪符に言い訳するのを見ているので企業もそれが言い訳として通用すると考えるわけだ。
自分以外には相手の責任を言い立てるが、自分自身に責任があることは認めないのが中国流か。
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