中国ウオッチ・平和発展白書
中国政府が「中国の平和発展」白書を発表した。「強くなれば必ず覇を唱える」というこれまでの大国のモデルを中国は打破するのだそうだ。
白書は「必要なのは平和であり、戦争ではない」「必要なのは発展であり、停滞ではない」「必要なのは対話であり、対抗ではない」「必要なのは理解であり、隔絶ではない」と主張し、「中国が平和発展の道を歩むのは、時代を背景として必然的な選択」だという。
「中国は国際的にある地域での覇権や勢力範囲とすることを求めない」と宣言している。
中国の国防費については「合理的で適度であり、軍拡競争をすることはない」そうである。
中国は核兵器について「世界で唯一核兵器を先に使わないと公式に宣言した国」であると主張している。
全くよく言うよ。チベットだけ見てもこんなこと、とても恥ずかしくて言えないはずなのに。
中国は中華人民共和国建国までの150年間、西洋列強と日本に虐げられてきたという思いがある。その借りを返すまでは、何をしてもまだ借りを返してもらっていないという根拠で、やりたい放題をやるつもりみたいだ。この平和発展白書はそういうことを言っているのだろう。
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