竹島上陸呼びかけ
朝鮮日報の報道によれば、韓国の女子高校生が、「北朝鮮の友よ!独島(竹島)を守るため、ともに独島に上陸しよう」と北朝鮮に呼びかけた。この女子高生は直接北朝鮮大使館にこの主張を書いた書面を持ち込もうとしたが、受け取りを拒否され、警備員のアドバイスにより、大使館宛に郵送したという。
このような、自分は絶対的に正しい、という信念の人は正義の人であり、権力者にとって、もっとも利用しやすい人種でもある。
私がもっとも嫌いな人種であり、かわいそうな人である。知らず知らずにそのような人間にならないよう、このような人を反面教師として勉強しようと思っている。
内田樹先生が、朝日新聞のコラムに書いていたけれど、現代は情報に良質なものとそうでないものとがあり、一定の人は常に良質な情報を入手し、それ以外の人は質の悪い過剰な情報の海に置かれている、これは貧富の差以上に人々を階層化している、という。
情報が多量に、しかも自由に入手できれば、人はひとりでに正しい判断が出来るようになる、というのは幻想だ。
質の悪い情報がわずかな違いだけで過剰に流通している。
敬愛する山本夏彦が「茶の間の正義」で看破したように、自ら考える力と情報を選別する力を持たなければ正義に似て正義でないような「正義」に洗脳されてしまうことになる。
お粗末な頭ではあるが、その情報の意味を自分の頭で考えるという作業を続けていきたい。
もし気がついたことがあればどんどんチェックをお願いします。喜んで承ります。黙って見過ごされるより注意される方がずっとうれしいことと考えています。
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