« 西和夫著「二畳で豊かに住む」(集英社新書) | トップページ | 中国ウオッチ・リビア »

2011年9月 6日 (火)

勝見洋一著「中国料理の迷宮」(講談社現代文庫)

すごい本だ。中身が濃いので読むのに時間がかかった。料理という窓から中国の歴史と文化を語っていく。中国人でもここまで詳細に書ける人はいないのではないか。今まで中国の料理に関する本を何冊か読んだが、桁違いに優れている。
ある時代の、ある繁華街の料亭の様子が眼前にあるがごとく描写され、そこで出された料理の材料と料理のポイントが説明される。湯気の出たその料理が見える。
文化大革命時代のリアルタイムの経験は貴重だ。
そこで失われたものは何だったのか。改革開放後、料理は復活したが、本来のものと似て非なるものになりはてている。しかし何人かの天才料理人が、新しい料理の潮流を生み出している。
中国に今すぐ行って中華料理を食べたくなった。

« 西和夫著「二畳で豊かに住む」(集英社新書) | トップページ | 中国ウオッチ・リビア »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 勝見洋一著「中国料理の迷宮」(講談社現代文庫):

« 西和夫著「二畳で豊かに住む」(集英社新書) | トップページ | 中国ウオッチ・リビア »

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー

  • アニメ・コミック
  • ウェブログ・ココログ関連
  • グルメ・クッキング
  • スポーツ
  • ニュース
  • パソコン・インターネット
  • 住まい・インテリア
  • 心と体
  • 携帯・デジカメ
  • 文化・芸術
  • 旅行・地域
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌
  • 経済・政治・国際
  • 芸能・アイドル
  • 趣味
  • 音楽
無料ブログはココログ
フォト

ウェブページ