台湾100周年
10月10日が台湾建国100周年だったそうだ。この記念イベントに麻生元総理が参加して歓迎を受けた。場所は台中の健民小学校で、今回の訪問は東日本大震災に義援金を寄せてくれたことへのお礼もかねていた。実は台湾では1999年に大きな地震があり、この小学校も大きな被害を受けたが、日本からの義援金が送られて再建することが出来たそうだ。これを記念して校内には記念亭が建てられているという。
台湾からは、中国よりもはるかに巨額の義援金を寄せてもらったのに、日本政府は中国に気を遣ってお礼らしいお礼もせず、あろう事か被災した台湾からの留学生に対して差別して補助金の拠出すらしないという恥さらしなことをした(他国の留学生には救援金を配布した)。台湾は正式な国ではないという扱いをしたのだ。国会でも取り上げられていたのできちんと処理されているものと信じるが、このような血の通っていない判断をするのが役人というものだとは承知しているものの、同じ日本人として恥ずかしいことだった。麻生さんが日本を代表してきちんと礼を尽くしてくれたのであればそれはありがたいことである。
ところで台湾からの義援金が中国よりはるかに多いことをインターネットで知った中国での反応に、台湾は元々中国であるから我々中国人は胸を張るべきである、というのがあった。さすがに中国は大国である。
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