金沢
金沢はよい街です。品があってくずれたところがありません。くずれたところというのは、元々人間が持っているいやなところが集団でにおっているようなもので、長い年月と文化がようやく押さえ込むことできるものです。これは街が無理矢理にでなく、みんながその方がいいなあ、と思いつけることでやっと隠せるものです。その思いが弱るとその街の品というのはあっという間に雲散霧消してしまいます。今、世界は正義をわめき立てているうちにそのような品を失いつつあるようにように見えます。人間が丸裸に戻っているような気がします。
その金沢で若い旧友たちとバカ酒を飲みました。金沢には少し前に単身赴任(元々単身ですが)で暮らしていましたから知っている店もありますが、今回は旧友が初めての店に連れて行ってくれました。駅に近くて雰囲気のいい店でしたが、ぐいぐい飲んでいるうちに酩酊して、いつもの悪い癖で自分ばかりしゃべっていたようです。何を偉そうにしゃべっていたか覚えていません。・・・・またつきあってくれるか心配です。ごめんなさい。
« tux@0 | トップページ | 北海道に着きました。 »
コメント