韓国・済州島①
二泊三日で済州島へ行ってきました。済州島は火山島で島内には大小300以上の噴火口があり、島の中央に漢拏山(標高1950m)がそびえており、島内どこからでも見ることができる。また溶岩が流れた跡が空洞になった洞窟が島の至る所にあり、最近発見されたところもある。この噴火口跡(現地ではオルムと呼ぶ)と溶岩洞窟を併せて2007年に世界自然遺産に指定された。映画やテレビドラマの舞台に使われたロケ地があちこちにあり、韓流ブームに乗って日本からの観光客が多いが、今は中国からの観光客が急増している。
また太平洋戦争末期、沖縄に続いて日本本土防衛の拠点として島全体を日本軍が要塞化した。終戦が遅れれば沖縄と同じ運命をたどったと言われている。さらに1948年(終戦の3年後)4・3事件という凄惨な事件があり、当時の島民28万人のうち約3万人(確認されているだけで14000人以上、村全体が消滅したものが84ヶ村、行方不明は未だに数がつかめていない)が虐殺されたという忌まわしい過去を持っている。そのためこの島は世界平和の発信地として島を挙げて積極的に活動をしており、そのための博物館がいくつかある。
最初に済州島南部、柱状節理を見に行った。流れ出た溶岩が急激に海水で冷やされて出現したもので、ガイドの洪(ほん)さんによれば、風が強いと波しぶきが高いところまでかかってドラマチックだそうだ。
シュリベンチ。映画「シュリ」のラスト、病院のベンチ。目の前の海がきれいなだけ、主人公の心の病が際立っていた。
平和博物館にある、日本軍の洞窟跡。迷路になっている。数千人がいたそうだ。
漢拏山の山頂部を神様が投げ捨ててできたのが山房山だそうだ。
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