中国ウオッチ・介入するな!
南シナ海に中国が領有権を主張していることに対し、フィリピンが、ASEAN・東南アジア諸国連合を招集して南シナ海問題会議を開催することに対して、中国政府筋は「南シナ海問題における中国の立場は終始一貫しており、明確である。中国は南沙諸島およびその周辺の海域に対して争う余地のない主権を有している」と述べた。「南シナ海についての係争については当事国との二国間交渉と友好会議を通して平和的に解決することを望む」そうだ。
今回のフィリピンの行動に対して人民日報系の情報誌は中国国民に緊急アンケートを実施した。それによると99%が「フィリピンに実質的な懲罰を与えるべきである」と答えたそうだ。
フィリピンは、その後アキノ大統領が日本を訪問し、野田新首相と会談、防衛問題での協力で合意した。これに対しても中国は「南シナ海への介入に興味を持っている日本がフィリピンと手を結んだ」と報じている。
またアメリカとオーストラリアの外交・国防部長が会談し「南シナ海の航行の自由は両国の利益に関わることであり、国際法に基づいて係争を処理すべきである。一方的な武力使用や武力による威嚇に反対する」との共同声明を発表した。
もちろん中国はこれに強く反発し「航行の自由を口実に南シナ海係争に介入するな。そのようないかなる国にも断固反対する」と表明した。
武力を持って一方的に南沙諸島領有を主張し、関係国を武力で威嚇しているのは中国、あなたですよ。そんな国と二カ国間協議に応じる国なんかありません。こわいから。
« 譚璐美(たんろみ)著「阿片の中国史」(新潮新書) | トップページ | 中国ウオッチ・ダム工事停止 »
「ニュース」カテゴリの記事
- 意見の相違(2022.06.25)
- 諸刃の剣(2022.06.23)
- 気になる数字(2022.06.21)
- ニュース雑感・国会関連(2022.06.02)
- ニュース雑感・朝鮮半島(2022.06.02)
コメント