北海道③
今回の旅の宿は、苫小牧を除いて全て民宿ガイドから適当に選んで当日決めた。今までもそうしてきた。当たりがあることもあり、今思い出すと笑うしかないような凄まじい外れの宿もあった。どんな宿に泊まってもその凄まじい外れよりはましだと思うことの出来るようなすごい民宿だったが、すごすぎるので紹介はしない。
さて、今回は積丹半島から雄冬、増毛、サロベツそして利尻到着までの写真を見ていただく。
ワイス温泉から岩内に出る。岩内からは日本海に面した海岸線を走る。トンネルと断崖絶壁と岩場の連続だ。ほとんど車は走っていないのにすばらしい道路だ。トンネルも全く排気ガスで汚れていない。海岸に旧道があったのだろうか、ふさがれたトンネルがいくつもある。不思議な光景だ。この写真は最初に車を停めることの出来たところの積丹の景色。さらに神威岬に向かう。
神威岬は女人禁制だったそうだ。ここのゲートは岬の高台の頂上にある。ここから稜線を下ったところに岬の灯台があるが、危険なので今は行くことが出来ない。
岬の先端から見下ろす。ウニかアワビを採っているらしい船が見える。すばらしい水の色だ。
この岬の周辺には3カ所くらいこのようなろうそく岩が立っているところがある。海を見下ろすところまで駐車場から50mくらい登るが、登る値打ちはあるので頑張るように。高台が稜線になって移動するごとに景色がいろいろ変わり、楽しめる。
積丹半島の西肩が神威岬なら、東肩が積丹岬だ。積丹岬の灯台はかなり登るのがしんどそうなのでパス。小さなトンネルを抜けると島武威海岸へ出る。そこの展望台からの景色。ここの海の色もすごい。
積丹半島を一巡りして余市、そして小樽へ。せっかくなので小樽運河を見る。倉庫のツタが色づいて水に映えていた。
小樽は観光客がとても多い。今回は観光客は写真に撮らない。おきまりの煉瓦倉庫。おまけ。
運河の近くのレトロなホテルでランチバイキングをやっていた。ランチなのであんなもんだろうが雰囲気が良かった。おばさんが多い。順番を待っている場所から見えた吹き抜けの景色。
日本海を北上。海岸ではやはりウニかアワビを採っているのが見えた。大きな水中を覗く道具で見ながら長い棹を使っていた。
雄冬の滝。国道沿いに海に注ぐ。昔、雄冬は陸の孤島で、道路がすぐ崩落して海からしか入れなかった。
雄冬の海岸から夕日を眺める。もうすぐ日が暮れる。今晩の宿は増毛。すぐこの先だ。増毛は映画「駅」の舞台。ここで高倉健と倍賞智恵子が出会い、ふたりで紅白の八代亜紀の「お酒はぬるめの燗がいい~肴はあぶったイカでいい・・・」を聞きながら夜を過ごすのだ。民宿に泊まった翌朝、増毛の駅を見に行こうと思ったが、気がついたら街を出てしまった。小さな町なのだ。仕方がないのでそのまま稚内に向かった。
鰊番屋は木造の建物としてはとても大きなものだ。中ももちろん広い。二階構造になっていて、やん衆達は二階に雑魚寝をしていたようだ。写真、向こうの障子と畳のある部屋は親方衆の部屋のようだ。別に仏間などたくさん部屋があった。 土間には鰊を運んだ道具や、網がおかれている。鰊は食用はわずかで発酵させて油を採ったり肥料にしていたようだ。日本の綿花の肥料は鰊だった。
サロベツ原野の海岸線を行く。右が海。電信柱も街灯も何もない道が延々と続く。何もないことに感激する。
海岸から利尻島が見えた。望遠なので近く見えるが実際は遙か彼方。利尻島は利尻山そのものだ。
稚内からフェリーに乗って利尻へ向かう。天気がだんだん怪しくなる。このときは、翌日利尻島内を観光するつもりでいた。乗るときに「帰りの切符の予約を入れておいた方が良いですよ」といわれたのだが、この船がガラガラだったので予約をしないままでいたのだが・・・・
利尻島・鴛泊(おしどまり)港。利尻富士を望む。頂上付近は雪。もうシーズン外れで観光客はほとんどないという。
鴛泊港から西へ四分の一周して今晩の民宿のある沓形へ向かう。ここも道路がきれいで空いている。ここから先は次回。
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