映画「キック・アス」を見る。
2010年イギリスとアメリカの合作映画。監督マシュー・ボーン、出演アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ。
これもコミック原作映画だが、変な映画である。変な映画だが、ちゃんとシリアスでもあって最後までおもしろく見せる。
ヒット・ガール役のクロエ・グレース・モレッツが大まじめに怪演していてとても魅力的だ。子どもなのに。
ヒーローにあこがれてコスチュームに身を包み、身の程知らずに悪と戦おうとする「キック・アス」は武器らしい武器もなく、戦闘能力もないただのオタクだ。映画でなければあっという間にあの世行きか、良くて身障者だ。その彼がたまたま真のヒーローに出会ってしまい、悪の組織壊滅にそれなりの役割を果たすことになってしまう。
ヒーローものの物語のパロディみたいな話なのにただのヒーローものにないおもしろさがある。ヒーローはスーパーマンみたいに圧倒的に強くてはハラハラしにくいのだ。評価が分かれる映画だろうが、私は○。
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