中国ウオッチ・領土獲得
中国とタジキスタンは領土を接している(アフガニスタンと中国もわずかであるが領土が接している)。
従来より両国には領土問題が存在したが、このたびタジキスタンが実効支配している地域のうち、1158平方キロメートルの領土を中国領とすることが正式に決まり、譲渡式典が行われた。
今後両国は国境については争わない。すでに取り決めは9年前にほぼ決まっていたが、タジキスタン国内の反対を抑えるのに時間がかかったとのこと。ただし中国の国民の中には本来2万平方キロメートルを越える領土を中国領として主張してきた経緯があり、今回の合意には不満の声が大きい。その反動が尖閣問題に跳ね返る可能性も大きいといわれている。当然タジキスタン国内にも根強い反発がある。
タジキスタンが実効支配していた土地を手放すのは、もちろん経済関係推進で得るもののほうが大きいという政治的判断が働いたからだ。
なるほど、中国のいうとおり(力に大きな差があれば)平和的な解決もあるのだ。
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