インド台頭
ベトナム沖の海底資源開発がインドに委託されることになった。これを機に両国の関係が強化される。中国は強く反発し、インドの南シナ海への進出を強く非難した。
それより先、中国がインド洋での活動を活発化したことに対し、インドが海軍強化の計画を進めることを発表した。2015年頃をめどに2隻の空母、多数の潜水艦、水上艦艇を有する強大な海軍増設を行う。
中国がチベットの軍備を増強している。今年前半、中国とインドの国境を巡って、互いに歩み寄りのための動きがあった矢先のことで、インドは態度を硬化「中国が高い侵略性を持って国境付近の軍備を増強しているのに対し、具体的な措置を取っていく」と表明した。ただし、両国は「平和と安定」を基調としていることには変わりがなく、国境紛争はあくまで「認識の相違」によるものであるとのこと。ただインドは今まで「愚痴をこぼす」だけであったが今後は具体的な行動を取るつもりだそうだ。
アルカイダのビン・ラディン殺害の経緯から、パキスタンとアメリカの関係が冷え込むなか、中国がパキスタンに急接近している。パキスタンの外相は「中国の敵はパキスタンの敵だ」と述べた。パキスタンと敵対しているインドはパキスタンを通して中国と敵対することになった。
ところでインドの新聞によれば2011年にはインドは日本を抜いて世界第3位の経済大国になるそうだ。これはルピアの購買力を基準に算定しての話のようだが、GDPで日本が抜かれるのはそう先のことではなさそうである。現在インドのGDP伸び率は年率8~9%である。
元々インドと中国は国境線を巡って敵対してきたが、ついに中国包囲網にインドが参入してきた。
« 中国ウオッチ・バラエティ番組制限令 | トップページ | ウォール街のデモ »
「ニュース」カテゴリの記事
- 意見の相違(2022.06.25)
- 諸刃の剣(2022.06.23)
- 気になる数字(2022.06.21)
- ニュース雑感・国会関連(2022.06.02)
- ニュース雑感・朝鮮半島(2022.06.02)
コメント