中国ウオッチ・孔子平和賞再び
中国の体制批判をした劉暁波氏にノーベル平和賞が贈られたことに抗議して、2010年に設立された団体による「孔子平和賞」は今年二回目の受賞者を選定中に中国政府から活動を停止され、賞そのものが空中分解したことは報告した。
ところが文化部社会文化発展基金会が「孔子世界平和賞公益基金会」の活動を始めたことが明らかになった。国連が定めた2012年の9月21日の国際世界平和デーに受賞者を発表する予定だという。
連戦氏に第一回目の賞の受け取りを拒否され、また第二回の有力候補のプーチン氏が選ばれても授賞式に参加することは考えられないことから、恥さらしな茶番の賞として中国政府がストップをかけたはずなのに、今度は公的な組織が新たに「孔子世界平和賞」を設立するなどというのは中国政府は何を考えているのだろう。こういうのは恥の上塗りではないか。
ちなみに渦中の劉暁波氏は父親の葬儀のため、一時的に刑務所から帰宅することを許されたことが報じられた。
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