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2011年11月28日 (月)

「さらばシベリア鉄道」作詞 松本隆 作曲 大滝詠一

哀しみの裏側に何があるの?
涙さえ氷りつく白い氷原
誰でも心に冬を
かくしてると言うけど
あなた以上冷ややかな人はいない

君の手紙読み終えて切手を見た
スタンプにはロシア語の小さな文字
独りで決めた別れを
責める言葉探して
不意に北の空を追う

伝えておくれ
十二月の旅人よ
いつ・・・いつまでも待っていると

この線路の向こうには何があるの?
雪に迷うトナカイの哀しい瞳
答えを出さない人に
連いていくのに疲れて
行き先さえない明日に飛び乗ったの

僕は照れて愛という言葉が言えず
君は近視まなざしを読み取れない
疑うことを覚えて
人は生きてゆくなら
不意に愛の意味を知る

伝えておくれ
十二月の旅人よ
いつ・・・いつまでも待っていると  RE-フレイン

太田裕美がうたったこの名曲は心に残る。何度聞いてもいい。
この歌は女性の思いと男性の思いが交互に歌われている。日本にいる男性と遙かシベリアを旅する女性が、二人で過ごしていたときに言えなかった思いを互いに語りかける相聞歌だ。男なら「不意に北の空を見上げる」気持ちが痛いほど分かる。
女性は男性に「愛している。結婚してくれ」という言葉をかけてもらうことを待ち続けてついに待ちきれず、傷心の旅に出てしまった。男性には自信がない。彼女を本当に幸せにできるのか、彼女は本当に自分を愛してくれているのか。自分の気持ちはまなざしから読み取って欲しかった。愛していれば言葉はいらない、というが、女性はまず、愛している、ということの確認が欲しい。
「疑うことを覚えて、人は生きてゆくなら、不意に愛の意味を知る」。
二人の心の隙間を吹く風はシベリアの冬の風だ。
だが題名は「さらばシベリア鉄道」だ。
そして男性は「いつ・・・いつまでも待っている」。
彼女は帰るだろう。

最初「君は近視まなざしを読み取れず」の「近視」が聞き取れなかった。意味は分かるがちょっとここは変だ。

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コメント

はじめは どっちの心情かなぁと、思っていたけれど 掛け合いだったんだ! 
ありがとう
でも、どうしても 最後の「愛をしる」の愛って どんな愛なのかわかります?
疑わないってこと?
教えてほしい

無名氏様
コメントをありがとうございます。
実は「不意に愛の意味を知る」の愛の意味が私にもよくわかっているわけではありません。
ただ、いままで愛だと思っていたものが、愛ではないと気がついたということであるようです。
ざる頭のこんな私でも、愛について多少は考えることもありました。
いまは、「愛とは相手がかけがえのない存在であると感じること」、だろうかと考えています。
あなたがいてくれて嬉しい、という気持ちであり、いなければ哀しい、ということでもあります。
互いに離れていることで、愛しているのか愛していないのか、と相手を疑うことは愛でも何でもないのだ、相手がいないことで哀しいと思うことそのことが愛だ、と思う、という風に解釈しています。

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