映画「愛という名の疑惑」
1992年・アメリカ。監督・フィル・ジョアノー、出演・リチャード・ギア、キム・ベイシンガー、ユマ・サーマン。
これは劇場公開時に映画館で見た。恐かった。久しぶりに見て女の恐さをあらためて実感した。
キム・ベイシンガーの蠱惑的な瞳と唇は、美人という枠を越えている。魔性の魅力である。妹役のユマ・サーマンがだんだん女っぽくなっていく様子も恐ろしい。ラストは本当に恐い。
リチャード・ギアは精神分析医の役、患者のユマ・サーマンを治療する過程で姉のベイシンガーに会う。精神分析という治療法は、ある意味で壮大な砂上の楼閣でもある。アメリカはそれを大まじめで権威付けしているが、この映画はその隙間を突いたものだ。
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