都教組
韓国のメディアが「日本政府は都教組に学べ」と報じた。
都教組・東京都教職員組合が教員向けに発行した「中学校新教科書検討資料」において「竹島は日本領であるという歴史的根拠がない」との見解を発表しているからだ。
韓国メディアはそれを大々的に取り上げて「良心的な教師たちは、中学校の教科書で竹島が日本の領土と表記して教えるべきだとの日本政府の方針に反旗を翻した」「日本政府、閣僚は都教組に学べ」と述べている。
この件で問われた玄葉外務大臣は「都教組の意見は我が国の立場と相容れない」と述べるにとどめた。
現在までに読んだ竹島に関して書かれたものから考えて、わたしには日本の立場のほうが正当で、韓国側に無理があると思っているが、物事の判断には絶対的な正解がないもののほうが多い。立場が変われば基準も変わるからだ。ただ判断の前に答えを決めてかかれば絶対的正解が生ずる。
都教組が、ある信念のもとに主張をすることは仕方がない。しかし教師として、これから物事を判断するための方法を学ぼうとする生徒に対して、判断の前に答えを用意して理屈をつけるような方法を正当化するような教育をするつもりであれば、これは非難されるべきである。
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