« 中国ウオッチ・ニセ薬 | トップページ | 映画「愛という名の疑惑」 »

2011年11月24日 (木)

中国ウオッチ・ジャスミン革命の陰謀

これは前回取り上げた市川眞一氏の「中国のジレンマ 日米のリスク」に書かれていたことだが、チェニジアを発端とするジャスミン革命はCIAかどこかの陰謀だった、というのがあった。
ターゲットは中国である。
ここからは私の解釈が混じっている。事実と憶測が混じっているので承知願いたい。
チェニジア、リビア、エジプトは、みな出だしは民主化を標榜していた。そして欧米各国はそれを応援し、見返りに豊富な資源を獲得していた。しかし各国が独裁国家に変貌する中で、欧米のコントロールを外れ、欧米にとってのメリットが損なわれるとともにその関係も悪化していった。
そこに入り込んだのが中国である。リビアに対してだけでも投下資金3兆円、3万人以上の中国人を送り込んでいた。中国は資源確保のためには相手が独裁国家だろうが、テロ国家だろうが全く斟酌しない。アフリカでの中国の影響力は欧米にとって軽視できない状態になっていた。
チェニジアは独裁国家だが、インターネットが格段に普及している国で、昨年からネットを中心に独裁政権打倒の運動が起こっていた。一触触発の状況の中で、今年1月、わずかな後押し(これを陰謀という)から実力行使が始まった。
ジャスミン革命で不思議なのは、リーダー不在と言うことである。煽動者はいる。しかし煽動者は独裁政権を倒した後にどんな国家を目指すのかという理念を持っていたようには見えない。煽動者は独裁国家を倒すことだけが目的で、そのような人間はリーダーになることは出来ない。
チェニジアの独裁政権はわずかなきっかけで倒れる。その影響は当然リビアに及ぶ。エジプトに波及することが計算通りであったかどうか知らない。ターゲットが中国であったとしたらもくろみ通り、中国の北アフリカにおける利権はご破算になった。その後アメリカをはじめとしてヨーロッパはカダフィ政権を倒すために軍事行動をとった。それまでリビアがテロ国家だったときでさえ何もしなかった欧米が、なぜ行動に出たのか。再び中国が影響力を行使しないための布石だ。しかし中国は必死にリビアでの利権の再獲得に動いている。

« 中国ウオッチ・ニセ薬 | トップページ | 映画「愛という名の疑惑」 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中国ウオッチ・ジャスミン革命の陰謀:

« 中国ウオッチ・ニセ薬 | トップページ | 映画「愛という名の疑惑」 »

2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

カテゴリー

  • アニメ・コミック
  • ウェブログ・ココログ関連
  • グルメ・クッキング
  • スポーツ
  • ニュース
  • パソコン・インターネット
  • 住まい・インテリア
  • 心と体
  • 携帯・デジカメ
  • 文化・芸術
  • 旅行・地域
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌
  • 経済・政治・国際
  • 芸能・アイドル
  • 趣味
  • 音楽
無料ブログはココログ
フォト

ウェブページ