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2011年11月12日 (土)

中国ウオッチ・孝行心

老人が倒れている。そのそばを平然と人々が行き交っている。
女の子がトラックにはねられた。まだ生きているらしい。そのそばを人が通り過ぎていく。街角のモニターに録画された映像では合計12人がそのまま通り過ぎていたのが映されていたそうだ。その後病院に担ぎ込まれたが手遅れで、意識不明のまま3日後にその女の子は息を引き取った。
中国ではこのような光景が日常茶飯事だという。 関わると責任が生ずることが多いので見て見ぬふりをするのが無難ということらしい。
中国倫理学会はこのような風潮を憂慮したのか「孝行心に富む子供、100万人育成プロジェクト」をスタートさせたという。大人を再教育することは最初からあきらめたのだろう。まず子供から、そして孝行というアジアの倫理の基本から始めようということらしい。5年間で100万人の教育が目標だという。
これに対して孝行心の基準が曖昧であり、孝行心は社会全体の意識の中で自然に培われるものだからこのようなプロジェクトで目標を設定すること自体、社会の効率主義や成績主義につながるものであるとの批判が出ている。
倫理は文化の基本である。人間としての美意識を損得よりも上位に置く、という獲得することが困難な価値観を人間は長年にわたって涵養してきた。それが文化というものであり、文明と明らかに違うものである。西洋がなぜ東洋にあこがれるのか。文明は確かに西洋が優れていたのかもしれないが、文化は東洋に見るべきものがあるのではないか、と感じたからだろう。
その東洋の、今は代表となった中国は、文化大革命という暴挙の元に中国4千年の文化を破壊し尽くした。そしてその破壊から立ち直る過程で拝金主義が人々の価値観の基準になった。再び文化を取り戻すには4千年とはいわず、かなり長期間が必要であろう。これではいけない、と気がついているうちにどんな試みでも試したらよかろうと思う。では文化大革命を礼賛してその思想に共鳴していた、当時の日教組の先生方に教育された多くの子供たちがいる日本は?
(本家の中国は文化大革命について問題点を反省し始めている。しかし尻馬に乗っていた社会党も日教組も大新聞社も毛筋ほどの反省の文言はない。いつものようにひとごとである。これでよく戦争責任の追及ができるものだ)。

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