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2011年11月17日 (木)

小池真理子著「彼方の悪魔」(中公文庫)

ペストという肉体をむしばむ悪魔と、精神を病む悪魔が野に放たれ、交錯するとき恐怖の物語が始まる。
精神を病む者は自らが狂気であるとは思っていない。罪もない者がその標的にされるとき、平和な家庭が崩壊の危機にさらされる。
相手にそばにいて不信を抱いているときより、相手が事件に巻き込まれて不在になったほうが相手への愛が強まる皮肉。人間の弱さだ。
ペストについてよく調べて、その症状と伝染の仕方を詳細に述べているが、後半、その症状が詳しく語られすぎてやや余分に長い。もっと切り詰めたほうが恐怖が先鋭になったような気がする。
これも少し前の本(初版は昭和62年)だが、読みそびれていたのを引っ張り出して読んだ。途中、リアルすぎて読むのが嫌になるほど良く書けていた。面白かった。

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