中国ウオッチ・アフリカ連合会議
エチオピアのアジスアベバでアフリカ連合首脳会議が開催され、この会議に中国が招待された。
中国とアフリカの貿易額は2009年に910億ドル、2010年には1269億ドル、と40%近く急増している。2011年の9月までで、すでに2010年と同額に近いということなので増加は継続している。
会議で中国側代表はアフリカ援助についていかなる政治的条件もつけない、と述べたという。政治的条件をつけない、というといいことのように聞こえるが、今までやってきたことを見ていると、西洋のどこの国も手を出さないような独裁政権だろうが何だろうが、相手の国民の状況とは関係なしに、中国にとって利益がありそうなところと平気で手を結び、資本投下を行い、インフラに直接関わり、人員を投下して資源と農地を確保するというやり方を続けてきた。もちろん西洋の意図的中傷の部分も多いだろうが、中国の進出著しい国ほどその国民の中国に対する反発が増えているような報道がしばしば聞かれるのはなぜだろう。
いかなる政治的条件をつけないのではなく、相手を見てつきあわないと、相手の国の体制が変わったときにはやってきたことが無駄になるかもしれない。いや、反発だけが残ってマイナスになる恐れがある。過去のアメリカのやり方を反面教師にして賢くやるといいのにと思うが、大国主義というのは同じような行動になってしまうものなのだろうか。
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