映画「アバター」
映画館で見そびれていた(月に一度くらいしか映画館に行かないからほとんどの映画を見そびれているわけだが)が、昨年WOWWOWで放映されたのを録画していた。今ランダムとは言え原則的にアイウエオ順に録画したものを見ている。アバターはアだから順番が早いのだ。
この映画を見たひとは多いだろうし、見ていない人もどんな映画かだいたい知っているだろうから詳しくは紹介しない。
とにかく映像が精緻で美しい。子どものときからかなりのSF好き(マニアと云うには最近あまり読んでいないからやや忸怩たるところはあるが)として自分が描いていた異世界のイメージがここまでリアルに描かれているとうっとりしてしまう。物語そのものはそれほど目新しくない。映像に「風の谷のナウシカ」の腐海のイメージを感じるのは私だけだろうか。荘子の「胡蝶の夢」を思わせるような言葉「現実の自分とアバターである自分のどちらが本当の現実なのだろう」がある。現実の主人公が不具であることはどういうことか、鋭い人は気付いているだろう。
いろいろな映画のオマージュがちりばめられているような感じなのでもう一度見たらもっと見つかるかもしれない。とりあえず「スターウオーズ」と「風の谷のナウシカ」「エイリアン」くらいか。ジェームズ・キャメロンが意図したかどうかは別としてだが。
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