中国ウオッチ・重度汚染
北京市環境保護観測中心(センター)は19日、北京市の大気汚染観測地点27カ所のうち、13カ所で「重度汚染」のデータを観測したと発表した。現在北京は連日どんよりした天気が続いている。
API(空気汚染指数)では50以下を「優」、50~100を「良」、101~200を「軽度汚染」、201~300を「中度汚染」または「中重度汚染」、301~500を「重度汚染」としている。
中度汚染、重度汚染の大気のもとでは「心臓疾患、肺疾患のおそれが極めて大きく、運動中の耐久力も著しく低下する」としている。また「高齢者や関連疾患の患者は特に戸外に出ないよう」に呼びかけている。
同センターは、19日は曇り空で湿度が高く、風速も弱かったので汚染物質が滞留しやすい天候だった、と分析している。
理由はそうであろう。しかし原因は違うだろう。風が吹いたらどこかへ飛んでいくから大丈夫という話ではないのではないか。汚染物質が異常に多いことが問題なのだから、先ずそれに対する対策を本気で取らないと重度汚染より大きな数字が観測されるぞ。そうしたらなんと呼ぶのだ。「超重度汚染」か。「環境保護」という名前が泣くぞ。
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