哲学の道
京都を観光で訪れる中国人に「哲学の道」が人気だそうである。これは観光案内で訪れると云うより口コミでふえているのだそうだ。一度来た人が中国に帰ると、口をそろえて薦めるそうだ。意外である。中国国内の観光地と云えば、飾り立ててけばけばしく、土産物屋だらけのところが人気があるように見える。
「哲学の道」は私も大好きで毎年一度か二度訪れる。銀閣寺から若王子神社までを云うらしいが、少し足を伸ばして南禅寺まで歩く。どちらかと云えば静かな地味な道である。何しろ哲学の道だ。
それが中国人の観光客に人気だというから意外なのだが、考えてみたらわざわざ物価の高い日本を、しかも買い物目的ではなく京都を訪ねようという中国人は、それなりのレベルの人達なのだろう。文化や歴史に興味があり、哲学の道の周辺の建物や背景を楽しめるというのはそれなりの知性のある人であろう。
確かに昨年の桜の時期と一昨年の秋の紅葉の時哲学の道を散策したときにずいぶん中国人が多いと感じた。いつもはヨーロッパの人が多く目についたのがずいぶん変わったなと感じたものだ。中国の旅から帰った後に行ったこともあり、中国の観光地での中国人の多さにびっくりし、日本の観光地にも中国人が多いのに中国も豊かになったと実感したとともに、ややうんざりした記憶がある。
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