中国ウオッチ・新築の中国の日本大使館、使用できず
老朽化した北京の日本大使館を移転するため、2006年から72億円をかけて新大使館を建造していた。完成したのでこの旧正月を機に移転するべく準備を進めていたが、中国政府から建物の認可が下りないために新大使館の使用ができない状態になっている。
新しい大使館は一部設計変更があり、床面積が数%増えたのに変更申請がなかったことが認可が下りない理由とされているが、実際は中国側には別の狙いがあり、一応昨年末にその点は合意ができていたが、合意文書が中国側の希望にやや不足する曖昧な文章だったことが中国側の不満を招いたという(その内容は東京の中国大使館の土地買収に関するものらしいが詳しいことは分からない)。
要するにいうとおりにしないから嫌がらせをしているのだ。ところがこの嫌がらせが報道されたことからさらに中国側が硬化、いつ認可が下りるか見通しがなくなった。
外交官というのはこういうもめ事を交渉するために存在するのにこのお粗末さ、嘆かわしいことだ。
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